雑多なブログ

11年前・・・お客様のリクエストから始まりました。

今から11年前の2008年に印字装置付きベルトシーラーに印字検査カメラ装置の取り付け改造をしてほしいと、某食品包装工場の専務さんからのリクエストを頂戴しました。まずは印字検査を行うカメラの情報収集を行い精査した末に、オプテックス・エフエーさんの「CVS4」という文字認識カメラをチョイスすることに決めました。

[ 2008年 印字検査装置1号機改造 ]

ところが印字検査といってもヒートシールされた上に賞味期限を打刻された印字をカメラで読み取り、正確に判別することは極めて難しく、お客様のご要望である文字認識検査が行えるレベルにはほど遠く到底たどり着くことが出来なかったのです。

[ 2009年前期型 印字検査装置 ]

試行錯誤を繰り返した結果、印字検査カメラは印字の有無のみに限定して、それ以外の印字ミスの発生原因を考えその対策ソフトの開発に着眼点を合わせ力を入れました。

[ 2010年後期型 印字検査ユニット ]

 

その結果、今ではタッチパネルであらゆる検査パターンの能力を持たせることに成功し当社の標準仕様として関東のお客様を中心に現場で頼られる印字検査システムとして重宝されております。

間もなく2019年が終わりをつげ2020年を迎えます。新しい年はビッグイベント東京オリンピックが開催されますが当社にとりましても賑やかで実りある年となるよう熱い気持ち、冷静な頭、献身的な行動力を以って謙虚に邁進していく所存です。

お世話になっている皆様にとりましても慶ばしい2020年になりますようお祈り申し上げます。

2019年末日

シール機の「 便利屋 」として一歩ずつ前進します!

2019年もお客様よりいろいろなお仕事を頂戴しました。その一つに「段ボール2面印字検査システム」があります。製函機で成形された段ボールの短面と長面をベルトコンベアで搬送中にインクジェットプリンターで賞味期限、製造ロット番号を印字、続いて文字認識検査までが一連の流れの中で自動的に完結するとても画期的なシステムとなっております。

次に、ベルトシーラーやコンベアにインクジェットプリンターを取り付け、印字後に文字認識検査を行えるよう改造依頼を10数例頂戴しすべてのお客様よりお喜びの声が寄せられ、当社としましてもうれしい限りです。

新しい試みにも挑戦出来た1年にもなりました。自社製品と他社メーカー様の垣根を超えて、シール機という一つの世界のなかでもっと当社に出来る仕事はないか・・・?と模索した末、他社メーカー様のご協力とご理解のおかげで、他社メーカー様のシール機もお客様の使用状況やリクエストにフィットすると判断した場合には、ご提案を積極的に営業しご購入して頂けるような体制の基礎を築き始めることが出来ました。

このように振り返れば盛沢山な1年であり、また当社としましても技術力アップに繫がるたくさんの経験をお客様より頂戴出来充実したものになりました。

ここで述べたほど決して簡単にはいかないことも理解しております。ですが、一歩ずつ歩みを進めて参りたいと思います。

その結果として数年後にはお客様から頼られるシール機の「便利屋」として認知して頂ければ最高です!

お客様の食品包装機の「HELP」にお応えすることが出来ました!

令和元年も終わりを迎えようとしています。そんな中千葉県のとある食品会社様より食品包装機の修理のご依頼がありました。

年末ということで機械メーカーさんが休業に入り対応してもらえないとのことで「HELP」のご連絡です。

早速、当社と長年協力関係にある電機・シーケンスプログラムのスペシャリストの藤興産さんに帯同頂き現場に向かいました。結果、無事にシーケンサーの修理をすることが出来お客様には大変喜んでいただいた次第です。

このようにお客様がお困りの時にはイレギュラーではあっても出来うる限りの仕事をしたいと思っています。

シール機のことならばどんな難題であっても解決改善できる技術力と経験もお客様が当社に与えて下さった財産となっています。

今回お客様の喜ぶ顔が私の活動力になっていることは間違いないです!