シール機選びに迷ったら

~ヒートシール機の水先案内人を目指して~

弊社のやるべきこと シュットマンからのお買い換え

今回のブログでは時を20数年さかのぼり、そして現在弊社が志す私たちの使命(少々大げさですが)について投稿させていただきます。

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20数年前、私が飛び込みで営業にお伺いした某食品会社様でのお話になります。そちらの会社様では「シュットマン」で真空脱気シールをご使用されておりました。ちょうど新台を導入して2台体制での作業を視野に入れ、某シール機メーカーからの新台購入を半ば決めている状況でした。ところが突然の訪問にも関わらず、私の話を聞いてくださり、有り難いことにこんな私ではございますが「あなたから新台は購入したい」とおしゃって頂き「フレッシュパックバッグシーラー」をご購入いただいたわけです。

実際にお客様に販売した「フレッシュパックバッグシーラー」はご使用中の「シュットマン」と大きな使用上の差が出ないよう、カスタマイズを施した上での納品となりました。

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お客様に大変お喜びいただき、私にとって今振り返っても大変やりがいを感じられた仕事の一つとなっています。

そんなお客様より、真空脱気の不具合についてのご連絡を頂戴しました。20数年のご使用という事で経年劣化により一度全体メンテナンスを施す必要が生じておりました。一部を新品パーツに付け替え、その他調整が必要な箇所には技術的なメンテナンスを施しお客様のもとへお届けいたしました。

ここからまたこのマシーンは長い年月お客様のもとで、お役に立てることと思います。

弊社のような小規模な会社では、お察しの通り営業・宣伝に費やす時間や人員には限界があり、新規の販売は運よくホームページで目に留めて頂けた場合が多いです。

しかしながら、私は新規のお客様を求める事より上記でお話した通り、

現在弊社マシーンをご利用しておられるお客様、また過去に何らかの経緯でご使用実績があったお客様を第一に考え、

アフターフォローやお買い換えのご相談・その他諸々の業務こそが弊社がやるべき一番大切なことだと考えております。

もちろん新規のお客様との出逢いは大変ありがたく思いますが、これまで関わってきたお客様と送り出してきたマシーンに責任を持つことこそが、これからも弊社を存続させてくださる存在だと気づいているからです。

もっと言ってしまえば、弊社で取り扱う製品ラインナップは私がセレクトし、長い年月に渡り責任の持てるマシーンに限らせて頂いております。

そして、これらを大切にし日々精進し続けることでしか弊社のような小規模会社が世知辛い現代社会で淘汰されずに生き残る方法はないのではないかと思っております。

大きな会社のように数字で経営の弱点を探り、また強みをクローズアップして削減と拡大、コストパフォーマンスとタイムパフォーマンスの向上を求める経営戦略とは対極な考えかも知れませんが、目先の数字に惑わされることなく、

今あるお客様そして送り出したマシーンに責任を持ち続けることが出来たなら、

おのずと数字は付いてくると考えております。おかげさまで創業から半世紀を過ぎた今でも経営を続けさせて頂けております。

これからもお客様にとって「シール機の水先案内人」であり続けたいと心より思っております。

何かございましたらお気軽にお問い合わせ下さい。

どうぞよろしくお願い致します。

 

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