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ベルトシーラーの修理・メンテナンス

 

脱気装置搭載ベルトシーラーの「リングブロアモーター(脱気用)が動かない」との連絡が入りました。早速、ご連絡を頂いたお客様の工場に向かいます。現場に到着し作業開始。確かにリングブロアーのスイッチを入れてもモーターが動きません。先ずはいくつかの原因を考え、その可能性があるポイントをチェックさせて頂きます。

①リングブロアモーターが異常発熱してないか?

②ヒューズ、配線に断線はないか?

➂電源スイッチは壊れていないか?

④吸引ダクトホース内の詰まりはないか?

➄リングブロアーモーターのケーシング内の羽根車との隙間にごみが付着していないか?etc.

チェックさせて頂いた結果、④吸引ダクトホースの入り口部分に詰まり、➄ブロアーモーターのケーシング内の羽根車との隙間にごみが付着、ここが怪しいと考えました。

早速、ケーシングカバーを取り外してみます。

羽根車を手で回転させてみますが・・回転しません・・・

原因発見です。詰まっています。ゴミが・・・ケーシングに「ペタッ」とへばり付いています。これでは羽根車は回転できません・・・へばり付いたごみをきれいに取り除き、羽根車を手で軽く回転出来ることが確認できましたので、ケーシングカバーをはめて、ダクトホース内のごみを取り除き、現状復帰させて頂きます。

お客様には定期的にダクトホース内の掃除を実施して頂くことで今回の様なトラブルを軽減されることが出来る旨をご説明させて頂き、今回の修理作業終了となりました。

 

ラベラーマシーンで刻印した日付の印字あるなし検査

今回はラベラーマシーンに日付印字なし検査を取り付ける製作依頼をお客様より頂きました。

先ずはカメラをどのメーカーでどの機種にするのか。お客様と相談した結果、オプテックス・エフエーさんの「CVS4」という機種に決めさせて頂きました。

早速、お客様よりラベラーマシーンをお預かりして、印字検査カメラの取り付け改造をスタートさせます。カメラを取り付けるスペースを確認して、いろいろな取り付け方法を頭の中でイメージし、それに適した部品・材料を選び、図面を描いていきます。そしてフライスで部品の切削加工を行い、出来上がった部品をラベラーマシーンに組み付けていく。

現場での改造作業とは違い、自分の工場で改造が出来るということはとても有難いことです。私のような未熟物にはホームグラウンド(自社工場)で出来ることが精神的にはとても助かります。万が一部品がうまく取り付けることが出来なかったり、「どうしようかな・・まあいいか・・・」など少しでも気になる点があればとことん納得のいくまで部品を修正することが出来ますから!

以前に改造した製品よりも良い製品が出来る様に腕を磨く努力をし、納品させて頂いたときにお客様に喜んで頂けるようなそんな仕事人になりたいと思っております。