Archives for 8月 2019

真空脱気・ガス充填シーラーの修理 オーバーホール 4日目 

今日は夏の連休最終日。皆様は如何お過ごしでしょうか?

そして明日はもう8月19日。もう今月も後半戦。ということで、今日も真空ガス充填シーラー「フレッシュパックバッグシーラー」の修理をしました。

前回の作業で、組み立て調整は完了していますので、今日はカバー、パネルなどを取り付けて、時間をかけて動作の確認作業です。

20年以上良いお取引をさせていただいているとても大切なお客様のシール機です。

オーバーホール修理に問題がないことが確認出来るまで、下記①~⑧の作業パターンを繰り返しテスト運転を行います。

①シールのみ ②真空→シール ➂真空→ガス充填→シール ④(真空→ガス充填)×2回繰り返し→シール ➄(真空→ガス充填)×3回繰り返し→シール ⑥真空→ガス充填→真空シール ➆(真空→ガス充填)×2回繰り返し→真空→シール ⑧(真空→ガス充填)×3回繰り返し→真空→シール

「作業パターン」は1990年当時も今も基本は一緒です!!

 

<本機> 「今回のオーバーホール完了シーラーの操作パネル」

アナログタイマーで構成されています。

<現行モデル> 「卓上型 真空・ガス充填シーラー」

操作パネルはタッチパネル式となっております(ご参考まで)

 

<特注仕様> 「据え置き型 真空・ガス充填シーラー」

こちらも操作パネルはタッチパネル式となっております。(ご参考まで)

 

 

本機を修理調整していると先代のアイディアが凝縮されたとても優れたシーラーマシーンだと改めて思いました。

1990年にこのようなノズル式の真空ガス充填シーラーを考えた先代に改めて敬意の念を持つと同時に、その時代の苦労が今の自分には良くわかるのです。

ただ残念なことは90年代当時の私自身、そのことに気付くことが出来きない若造だったのですが・・・・・

 

真空・ガス充填・シール機の修理 オーバーホール 3日目

いよいよ真空・ガス充填シール機の修理オーバーホールも大詰めです。

まず最初にハンドリベッターでスナップ錠を取り付けSUSテーブルを本機に設置します。


充填ガス及びエアー系の配管・部品をチェックします。実際に窒素ガスとエアーを接続します。

問題がないことが確認できましたので、いよいよ電機を入れてみます。

真空引きをしてヒートシール&印字をしてみます!

絶好調!とても調子がいいです!!

真空引きするノズルとガス充填をするノズルは特殊二重構造ですのでとても衛生的です。これは本機の特徴であり先代の時代はパテントを取得していた画期的なノズルです。

現在でも当社のロングセラー製品としてお客様からご注文をいただいております。

あとは休み明けに本体のカバーを取り付けて、最終確認のためのテスト運転をします。

そして来週、お客様へお届け納品する予定です!

ノズル式 脱気・ガス充填シーラーのオーバーホール2日目

昨日に引き続き、脱気・ガス充填シーラー「フレッシュパックバッグシーラー」のオーバーホール修理作業を行います。

まずはNCフライスで上下熱板の製作を開始します。

本機の熱板の仕様は280mm×15mm幅・ピッチ1.5mm(V溝90度)横目です。

出来上がった下熱板を、早速バタバタ(下部スイッチ板)に事前にシリコーン糊付けをした断熱板の上に取り付けます。

この作業は本機を組立てる上でとても重要で、断熱板と下熱板のあたり具合が均等になるまで、確実に納得がいくまで擦り合わせの調整を行います。

続いて上熱板・アーム・封止バーなどを取り付けます。

そして上下熱板のかみ合わせの調整をしっかりと確実に行います。

ここまで出来上がればオーバーホール修理も完成間近です。

本日の作業はここまでで終了です!

残りの作業はまた明日。「お疲れさまでした!!」