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印字装置付きベルトシーラーに於ける「印字なし対策」早流しの巻!

印字プリンター付きのベルトシーラーは万能でとても優れているマシーンです。だからこそできるだけ早くシール包装すべきだと考えます。ですが、それに伴い「印字なし」を発生させてしまうリスクが潜んでいるのです。

ベルトシーラーの印字機と印字なし対策ユニット

「印字なし」が発生してしまう要因の一つとしてよく耳にするのは、「製品の早流し」です。ヒートシールされながらコンベアー上を流れる製品のスピードに対して印字プリンターの動作(打刻)が追いつかないことが原因で発生してしまいます。

印字用光電センサー(ノーマル仕様)

もちろん製品を早く流さないように気をつけることと、印字検査を目視でしっかり行うことで予防することは出来るのですが、万が一のことを思うと大変気がかりなものです。

印字用レーザーセンサー(改造仕様)

そのような「もしもの早流しをしてしまった場合の良策」としてパトライトブザーなどを取り付けて、包装作業されている方に音と色とでわかるように注意喚起をすることが重要だと思っております。

印字なし対策を組み込んだプリンターユニット

1枚目の製品が印字されない(印字機が動作しない)まま、2枚目の製品が印字センサー上を通過した場合はパトライトブザーにて警報を発することで、お客様の方で即座に気がつくことが出来ます。

「印字なしを出さないため」 には欠かかすことの出来ない「必須アイテム」なのです。

ラベラーマシーンで刻印した日付の印字あるなし検査

今回はラベラーマシーンに日付印字なし検査を取り付ける製作依頼をお客様より頂きました。

先ずはカメラをどのメーカーでどの機種にするのか。お客様と相談した結果、オプテックス・エフエーさんの「CVS4」という機種に決めさせて頂きました。

早速、お客様よりラベラーマシーンをお預かりして、印字検査カメラの取り付け改造をスタートさせます。カメラを取り付けるスペースを確認して、いろいろな取り付け方法を頭の中でイメージし、それに適した部品・材料を選び、図面を描いていきます。そしてフライスで部品の切削加工を行い、出来上がった部品をラベラーマシーンに組み付けていく。

現場での改造作業とは違い、自分の工場で改造が出来るということはとても有難いことです。私のような未熟物にはホームグラウンド(自社工場)で出来ることが精神的にはとても助かります。万が一部品がうまく取り付けることが出来なかったり、「どうしようかな・・まあいいか・・・」など少しでも気になる点があればとことん納得のいくまで部品を修正することが出来ますから!

以前に改造した製品よりも良い製品が出来る様に腕を磨く努力をし、納品させて頂いたときにお客様に喜んで頂けるようなそんな仕事人になりたいと思っております。

早速、印字検査装置を現場でお試し頂きました!

前回こちらのブログでご紹介しました「ポータブル型・印字検査装置」を実際の現場でお試しいただくことが出来ました。

日頃より当社のシーラーをご使用くださっている2件のお客様にお電話をしたところ快く「ポータブル型・印字検査装置」を持ち込んみデモンストレーションさせて頂く運びとなりました。このような時にもシーラー機やコンベヤの横に「ポン」と置くだけのポータブル型はとても手軽に、なおかつ実際に使用した場合を想定できます。

1件目のお客様はインクジェットで印字→コンベヤで搬送→OCR(文字認識)検査という流れをご希望されており現場でセッティングを施し試しました。日付についてはバッチリ!但し、固有記号(記号 アルファベット 数字)をうまく認識することが出来ませんでした。この問題を解決すべくキーエンスさんに相談させて頂き、レクチャーを受けたところスペースを使い文字間隔を設けることで解決することが出来ることがわかりました。お客様にその旨、ご報告させて頂きました。

もう1件は、ヒートシーラー→賞味期限の活字印字→印字のあるなし検査をご希望で、こちらはシーラーの横に「ポン」とセッティングし、1日お試し頂いたところ何の問題もなくお客様にもお気に召して頂けたようでした。

後日、上記2件のお客様よりお見積り依頼を頂戴することが出来、今回の試みはまずまずのスタートであったと思います。

どこにでも「ポン」と置けるポータブル型印字検査装置デモンストレーションをご希望のお客様がいらっしゃれば、喜んで「ポン」と設置に参りますのでご用命くだされば幸いです!

今回、当社のデモンストレーションを快諾してくだっさたお客様に感謝申し上げます。どうも有難うございました。

実際にトライアルの様子を動画でご覧頂けるようご用意しましたので是非ご覧いただければと思います。

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