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新年あけましておめでとうございます。

元旦は家族でのんびりと過ごしてしまい、新年のご挨拶が遅れてしまいました。

2020年オリンピックイヤーしかも自国開催という特別な1年・・・

当社の未来予想図はどのように展開していくのでしょう?

他社メーカー様を含めた包装機業界とお客様とをうまくマッチングするためのいわば潤滑油のような役割を担って、長年お世話になっているこの業界に少しでも貢献出来ればうれしいです。

そのためには、今までとは違いより現場主義に徹しお客様のもとへ足を運び生のお声を聴いて回ることにより多くの時間を費やしていかねばなりません。

そして、そのお声から問題解決やより適したシール機のご提案など便利に当社を利用して頂けるよう心掛けてゆきたいと思います。

私事ですが、今年は年男。年齢的に体力の衰えは否めませんが、仕事への気持ちだけはまだまだみなぎっています。

それもこれもお客様からご用命頂いた時の喜びとシール機づくりが好きということなのだと思います。新年を迎え改めて好きな仕事に夢中になれることに感謝をしております。

どうぞ本年もよろしくお願い申し上げます。

11年前・・・お客様のリクエストから始まりました。

今から11年前の2008年に印字装置付きベルトシーラーに印字検査カメラ装置の取り付け改造をしてほしいと、某食品包装工場の専務さんからのリクエストを頂戴しました。まずは印字検査を行うカメラの情報収集を行い精査した末に、オプテックス・エフエーさんの「CVS4」という文字認識カメラをチョイスすることに決めました。

[ 2008年 印字検査装置1号機改造 ]

ところが印字検査といってもヒートシールされた上に賞味期限を打刻された印字をカメラで読み取り、正確に判別することは極めて難しく、お客様のご要望である文字認識検査が行えるレベルにはほど遠く到底たどり着くことが出来なかったのです。

[ 2009年前期型 印字検査装置 ]

試行錯誤を繰り返した結果、印字検査カメラは印字の有無のみに限定して、それ以外の印字ミスの発生原因を考えその対策ソフトの開発に着眼点を合わせ力を入れました。

[ 2010年後期型 印字検査ユニット ]

 

その結果、今ではタッチパネルであらゆる検査パターンの能力を持たせることに成功し当社の標準仕様として関東のお客様を中心に現場で頼られる印字検査システムとして重宝されております。

間もなく2019年が終わりをつげ2020年を迎えます。新しい年はビッグイベント東京オリンピックが開催されますが当社にとりましても賑やかで実りある年となるよう熱い気持ち、冷静な頭、献身的な行動力を以って謙虚に邁進していく所存です。

お世話になっている皆様にとりましても慶ばしい2020年になりますようお祈り申し上げます。

2019年末日

シール機の「 便利屋 」として一歩ずつ前進します!

2019年もお客様よりいろいろなお仕事を頂戴しました。その一つに「段ボール2面印字検査システム」があります。製函機で成形された段ボールの短面と長面をベルトコンベアで搬送中にインクジェットプリンターで賞味期限、製造ロット番号を印字、続いて文字認識検査までが一連の流れの中で自動的に完結するとても画期的なシステムとなっております。

次に、ベルトシーラーやコンベアにインクジェットプリンターを取り付け、印字後に文字認識検査を行えるよう改造依頼を10数例頂戴しすべてのお客様よりお喜びの声が寄せられ、当社としましてもうれしい限りです。

新しい試みにも挑戦出来た1年にもなりました。自社製品と他社メーカー様の垣根を超えて、シール機という一つの世界のなかでもっと当社に出来る仕事はないか・・・?と模索した末、他社メーカー様のご協力とご理解のおかげで、他社メーカー様のシール機もお客様の使用状況やリクエストにフィットすると判断した場合には、ご提案を積極的に営業しご購入して頂けるような体制の基礎を築き始めることが出来ました。

このように振り返れば盛沢山な1年であり、また当社としましても技術力アップに繫がるたくさんの経験をお客様より頂戴出来充実したものになりました。

ここで述べたほど決して簡単にはいかないことも理解しております。ですが、一歩ずつ歩みを進めて参りたいと思います。

その結果として数年後にはお客様から頼られるシール機の「便利屋」として認知して頂ければ最高です!