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バッグシーラー(日付印字機能付)の修理・納品準備

現在お客様より3台シール機をお預かりして、それぞれ必要な作業に取り掛かりました。

先ず、自社製品の「バッグシーラー400型」です。10年以上毎日食品工場で活躍していました。電機部品の不具合、熱板の消耗等いくつかの修理イメージをお客様にご提案するつもりであります。

10年以上お使い頂いたシーラー機ですが、この程度のメンテナンスで済むのは手前味噌ではありますが「バッグシーラー400型」の耐久性を改めて確認することが出来た次第です。

次に、「バッグシーラーⅡ350型」の上下熱板交換を含むオーバーホールです。

こちらも10年以上現場で活躍してきたシール機になります。

今回の熱板交換にあたり、当社からのご提案でよりヒートシール力の向上とメンテナンス性に優れた横目ピッチが2mm仕様に変更させて頂きました。

下記添付写真の上が横目1.5mm(標準仕様)で、下が横目2mm(今回の仕様)です。ちなみにに長穴に抜かれた部分に「賞味期限等」の日付刻印が入ります。


最後に、長年当社で採用しておりました硬質鋳造アルミ合金の活字屋さん(日本で唯一残っていた東京の硬質鋳造活字屋さん)が廃業され、新しく真鍮彫刻活字への変更を決断させて頂きました。

そして、今回ご注文頂いたシール機「バッグシーラー400型」の熱板にその新たな活字を搭載出来る様に新しい部品を製作しました。

それぞれ、来週の納品に向けてしっかり調整してお客様の元へお届け出来る様頑張ります!

ベルトシーラーに追加で日付印字検査用のカメラを搭載させて頂きました。

当社にとって大のお得意先様より従来搭載されているベルトシーラー用の日付印字検査装置に、より高精度な日付印字検査を実現するためにキーエンスさんの「CV-Xシリーズ」というハイスペックな印字検査カメラを搭載するお仕事を頂戴しました。

このカメラは現在ご使用中の印字検査カメラ装置に比べ、より高精度であることに間違いはないのですが、お客様ご自身が実際にご使用になりその目でその実力(ヒートシールされた面に印字された日付の文字検査。お客様のご使用になっている商品と包装袋との相性を含む。)を確かめるための搭載とのお話でした。

一定の期間、一定の商品数をこなしお客様ご自身で精査検討され、ひとつの夢のモデルとして、現在は検品者1名が必要なところ、無人でこの作業を完結させることが可能になれば・・・とのお話でした。

当社としましてもキーエンスさんの「CV-Xシリーズ」を取り扱った経験はなく大変興味深い、またわくわくするような夢のあるお仕事を頂戴出来ましたことに大変感謝しています。

そして、随時お客様より使用状況についてお聞きして参ります。

今後ともどうぞ宜しくお願い致します。

熱板ヒートシール機が出来上がるまで!!

おかげさまでシール機のご注文をたくさん頂戴し、ブログの更新が遅くなってしまいました。

前回掲載させて頂いた通り、美しく修復して頂いた木型で鋳物を吹いてもらいました。仕上がった鋳物は完璧な美しさで、まさに感動ものです!職人さんの確かな技術がこれで証明されました。

本当に有難うございました。

これからいよいよ機械加工屋さんによって、鋳物を切削・穴あけ加工等を施して頂きます。

当社のシール機において、肝となる重要な部品なので、長年お付き合いして頂いている機械加工屋さんにお任せしております。

ここでいよいよ自社での作業が開始されます。

お客様のオーダーに従い、シール機の組み立てを段取り良く進めていきます。今回は印字機、安全装置付きのフルバージョンで組み上げていきます。

数々のプロフェッショナルたちが生み出した技術を一つに集結させ、当社のシール機が完成に向かっていくのです。

小さな傷一つ付けないよう、細心の注意をはらい組立作業を行います。

 

無事にお客様のオーダー通りの日付印字装置付きシール機が完成し、お客様の手元へお届けに上がります。

車に積んでこれよりお届けに上がります。食品工場の実際の現場で、うまくお使い頂けることを願っていよいよ嫁入りです!