Archives for 日付印字なし対策

ベルトシーラーに追加で日付印字検査用のカメラを搭載させて頂きました。

当社にとって大のお得意先様より従来搭載されているベルトシーラー用の日付印字検査装置に、より高精度な日付印字検査を実現するためにキーエンスさんの「CV-Xシリーズ」というハイスペックな印字検査カメラを搭載するお仕事を頂戴しました。

このカメラは現在ご使用中の印字検査カメラ装置に比べ、より高精度であることに間違いはないのですが、お客様ご自身が実際にご使用になりその目でその実力(ヒートシールされた面に印字された日付の文字検査。お客様のご使用になっている商品と包装袋との相性を含む。)を確かめるための搭載とのお話でした。

一定の期間、一定の商品数をこなしお客様ご自身で精査検討され、ひとつの夢のモデルとして、現在は検品者1名が必要なところ、無人でこの作業を完結させることが可能になれば・・・とのお話でした。

当社としましてもキーエンスさんの「CV-Xシリーズ」を取り扱った経験はなく大変興味深い、またわくわくするような夢のあるお仕事を頂戴出来ましたことに大変感謝しています。

そして、随時お客様より使用状況についてお聞きして参ります。

今後ともどうぞ宜しくお願い致します。

バンドシーラーの改造 噛み込み検知&IJP& 印字検査

キーエンスさんの高精度接触デジタルセンサー「GT2」をバンドシーラーに取り付けさせて頂きました。エンドレスベルトに挟まれて流れてくる袋の厚みを正確に測ることができます。

これにより万が一異物を挟み込んだままシールした場合、厚みの数値でNG判定を行える装置です。

また、袋の厚みはリアルタイムでデジタル表示されていて、設定値を逸脱した場合は不良品判定としてパトライトブザーで警報を鳴らします。

噛み込み検査をパスしてヒートシールされた商品はインクジェットプリンターで賞味期限とロット記号を印字して、その印字文字をカメラで有無検査を行います。

 

連続で袋をヒートシールが出来るバンドシーラーはとても万能です。そして、1台であれもこれもこなしてくれる万能さゆえにNG商品が発生しやすいという危険が潜んでいることも事実です。

その対策として、今回のような検査装置の改造取り付けは食品業界をとりまく時代の流れの中では、必要と認識されるに至っております。

 

このようなシール機の改造をご依頼くださるお客様のご要望は当社にとって大変勉強になります。シール機というニッチな分野における知識を蓄積出来る様に、経験を積み重ねていきたいです。

 

< 手詰めライン用 >ベルトシーラー向け印字ありなし検査

ベルトシーラーの印字ありなし検査機のご紹介です。

まずコンベヤ上をシールされた製品が流れてきます。そして印字用のセンサを通過すると、任意でタイマー設定した時間後にプリンターのモーターが1回動作します。

印字機の活字ホルダーが上下に動く機構の中に、オムロンのフォトセンサとセンサドグを取付けます。


印字機プリンターが動作し下死点を通過すると取付けたオムロンのフォトセンサがONします。

コンベヤの速度が変化しても印字検査を行う撮影のタイミングは変わらないので、印字カメラの操作をとても使いやすくする目的でエンコーダーを取り付けさせて頂きます。

シーラー機の駆動チェーンからの回転動作を、ロータリエンコーダの入力軸が回転の変位を測定し、デジタル信号を印字検査カメラに出力します。

印字カメラ(CVS4ー25RW)に入力信号が入り印字ありなし検査を行います。

ロータリエンコーダーを取り付けたことでコンベヤの速度が変わっても常に同じ位置で撮影できます。